ミシシッピニオイガメ
ペットショップで見かけることが多いカメと言えば・・・。
昔はミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)でしたが、最近では見ることがなくなりました。
ペットとして飼育していたミドリガメが成長し、飼育しきれなくなった人々が川や池などに捨ててしまうといったことが多発しました。
最近では、様々な川や池でミシシッピアカミミガメの大人を見かけます。
この状況を懸念し、環境省や農林水産省は、2015年にミシシッピアカミミガメを「緊急対策外来種」に指定しました。
さらに、輸入や販売に加え、飼育まで規制されることが検討されている状況です。
という背景のもとで、お店がミシシッピアカミミガメを取り扱うことは無くなっていきました。
ミシシッピアカミミガメに代わるカメとして、お店でよく見かけることになったのが、ゼニガメとミシシッピニオイガメです。
ゼニガメは、本来イシガメの子供の事を指していましたが、現在お店で販売されているゼニガメのほとんどがクサガメの子供です。
そして、もう一種が今回ご紹介するミシシッピニオイガメです。
子供は指の先に乗るくらいのサイズです。
お店で販売している際の大きさには結構違いがありますが、この写真の子供は産まれて間もない赤ちゃんで、最小サイズと言えます。
小さい頃から配合飼料を食べます。
なかなか食べない場合には、別の配合飼料を与えてみるか、冷凍赤虫にもチャレンジしてみるとよいでしょう。
ミシシッピニオイガメは、多くの時間を水の中で過ごします。
泳ぎが得意というよりも、水の中でジッとしているんですね♪
時々、陸地に上がり、甲羅干しします。
ただ、イシガメなどと比較したら甲羅干しの頻度は少ないと言えます。
それと、子供のころは溺れてしまう可能性もあるため、水深を浅めにしたり陸地を増やすなどして様子を見た方がよいでしょう。
こんなに可愛いミシシッピニオイガメ。
是非、飼育してみてください。
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